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プロ弁護士が語る!ファクタリング型ヤミ金の全逮捕例と全ポイント

「ファクタリングってヤミ金じゃないの?」「ファクタリングの高額な手数料はヤミ金と変わらないのではないか?」と思っていませんか?

実は、ファクタリング業を営んでいた経営者らが貸金業法違反で逮捕・有罪判決を受けているケースがあるのです。

このページではどのような業者が貸金業法違反のヤミ金なのか、プロ弁護士がわかりやすく解説します。このページを読めばあなたが関与しているファクタリング業者が「ヤミ金」かどうかが分かります。

1. 悪徳ファクタリング業者が貸金業法違反で逮捕

実は、これまで複数件、悪徳ファクタリング業者が貸金業法違反で逮捕されています。

1-1. 平成29年1月25日付逮捕(大阪)

以下のような報道があります。

債権買い取り装い高利貸し 大阪府警、東京の2業者8人を逮捕

「ファクタリング」と呼ばれる売掛債権の買い取り契約を装い、ヤミ金を営んだ事件、とのことです。

この件が、ファクタリングを装ったヤミ金業者の摘発としては全国初の事件になります。

「東洋商事」「minori」ですが、現在も名前を変えて業務を行っている(系列の業者が同様の業務を行っている)という噂を聞きます。

1-2. 平成29年5月23日付逮捕(大阪)

以下のような報道があります。

債権の買い取り装い「ヤミ金」、実質経営者ら7人逮捕 大阪府警

「ファクタリング」と呼ばれる債権の買い取り契約を装ったヤミ金業者が摘発された事件とのことです。

平成29年1月25日の事件の後、平成29年5月23日にも逮捕事案が発生しています。そのため今後、貸金業法の取り締まりは、より強化されていくのでしょう。警察は悪徳ファクタリング業を貸金業と考えていると理解して間違いないでしょう

私も多数の悪徳ファクタリング業者対応を行っていますが、悪徳ファクタリング業者の実態は「ヤミ金」と理解して間違いありません。

1-3. 平成29年6月29日付逮捕(大阪)

以下のような報道があります。

175社に6億超融資 高金利で貸金業の元社長ら逮捕 「ファクタリング」の捜査で浮上、大阪府警

引き続き大阪での逮捕案件になります。

1-4. 平成29年7月18日付逮捕(栃木)

以下のような報道があります。

ヤミ金営業疑いで男2人逮捕 法定金利の20〜50倍 栃木県警

企業の売掛金(債権)の買い取りを装って違法な高金利の貸し付けを行ったとして、宇都宮東署と県警生活環境課は18日、貸金業法違反と出資法違反の疑いで東京都豊島区、中古車自動車販売業男(32)と埼玉県鶴ヶ島市自称コンサルタント業男(27)の両容疑者を逮捕した。

参照:https://www.47news.jp/localnews/tochigi/2017/07/2050.html

これまでは関西方面が悪質なファクタリング業者の取締に力を入れていました。初の関東での逮捕事案になると思われ、今後は全国的にファクタリング業者の摘発が行われるのではないかと予想されます。

2. ファクタリング裁判・判例について

実は民事裁判では、ファクタリングに利息制限法を適用したケースがあります。

2-1. 平成29年3月3日の民事裁判

平成29年3月3日のファクタリング裁判(判例タイムズ1439号179頁)では、ファクタリングに利息制限法を適用しています。

利息制限法という法律は貸金の利息に関して定めた法律です。これをファクタリングにも適用しているということは、裁判所もファクタリングに関して貸金と同様の場合があると認めていることにほかなりません。

悪徳ファクタリング業者が行っているファクタリングは裁判所でも利息制限法違反(すなわちファクタリングが貸金である)と判断される可能性が高いと理解して間違いないでしょう。

2-2. ファクタリング刑事裁判(有罪)

大阪で逮捕された案件について、貸金業法違反として有罪判決が以下の報道によると下されています。

府警によると、ファクタリングを偽装したヤミ金融の摘発は初めてといい、これまでに大阪地裁は判決期日を迎えた中心メンバーらを有罪とした。

引用:ファクタリング、ヤミ金が装う 違法貸し付け、大阪などで摘発 法規制求める声

 

現在、一部大手銀行系において行われているファクタリングは極めてまっとうなものです。そのようなまっとうなファクタリングは弁護士法違反にもならないでしょう。

また手数料(利息)も低額ですので、貸金業法違反という形で大手銀行系の担当者が逮捕されるという例はないでしょう。

しかしながら悪徳ファクタリング業者が行っているファクタリングは貸金業法のみならず、弁護士法73条にも違反するような行為と考えられます。

3. 貸金業協会の意見について

日本貸金業協会は讀賣新聞の報道によると、悪質なファクタリングについて次のように意見を表明しています。

民事訴訟で「高金利の貸金契約に準じる」と認定されたケースもあり、多重債務者の支援団体などは「資金繰りに窮した中小企業が食い物にされている」と注意を呼びかけている。

ファクターは代理人や仲買人を意味する英語で、ファクタリングは、企業の持つ売掛債権を買い取るサービスだ。たとえば、企業が取引先からの未収金100万円の債権を、90万円でファクタリング業者に売れば、受取日より早く現金を手にできる利点がある。業者はその後、この取引先に100万円を請求する仕組みだ。

しかし、一部の業者は一定期間後、債権を企業に100万円で買い戻させており、日本貸金業協会は「実質は90万円を貸し、10万円の利息を取る貸金契約で、貸金業にあたる」とみる。債権を担保に、企業に金を貸すケースもある。

参照:読売新聞 2017年03月26日 09時51分

4. どのようなファクタリング業がヤミ金なのか?

当事務所の弁護士がこれまでに相談を受けたケースでヤミ金と思われるケースが多々ありました。

どのようなケースがヤミ金と思われるのか、簡潔にご紹介します。

4-1. 契約書がない

大手銀行系などのまっとうなファクタリングのケースでは契約書を受領することができます。

契約書が渡されない、あるいは取引ごとに契約書を破棄させるファクタリング業者はヤミ金である可能性が高いです。

4-2. 手数料が高い

言うまでもありませんが、ヤミ金の特徴として手数料が極めて高額という点が挙げられます。

裁判で利息制限法が適用されたケースでは、月利数十パーセントのケースでした。月利が数十パーセントのケースはヤミ金の可能性が高いものと思われます。

4-3. 取り立てが凄い

夜中・早朝に会社や自宅におしかけたり、代表者様のご家族の家や実家に押しかけるケースは、ヤミ金である可能性が高いでしょう。

まっとうなファクタリング業者であれば、支払期限を多少過ぎた場合でも、電話や書面で連絡するに留まることが多いように思われます。

4-4. 説明がずさん

借り入れのときの説明が極めてずさんであり、説明時の手数料と実際の手数料が異なるケースもあります。

そのようなケースはヤミ金の可能性が高いと思われます。

5. まとめ

いかがでしたか?

悪徳なファクタリングは貸金業法違反のヤミ金である可能性が高いことがお分かりいただけたと思います。

ポイントは3つ

  • ファクタリング業者が貸金業法違反で逮捕・有罪とされたケースが複数回ある
  • ファクタリングに利息制限法が適用された裁判がある
  • 日本貸金業協会も悪徳なファクタリングは実質貸金と意見を出している

ヤミ金と思われる悪徳なファクタリング業者と契約を結んでしまったら、早急に専門の弁護士に依頼し、悪徳ファクタリング会社と契約解消を行うことが望ましいと思います。

弁護士法人東京駅前総合法律事務所では悪徳ファクタリング業者対応サービスを行っておりますので、お気軽にこちらからお問い合わせいただくか、お電話にてお問い合わせください。